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ローリング内沢(ライター・編集者)

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 なんだかとてつもなく”やばそうなモノ”が発売されますよ。その名も『KORG DS-10』(ニンテンドーDS AQインタラクティブ 7月24日発売 4800円【税込】)。これは何かと言いますと、アナログシンセサイザーの銘機、KORG MS-10をモチーフとしたニンテンドーDS用の音楽ツール。
 
 2台のアナログシンセシミュレーターとドラムマシン、そして6トラック・16ステップのシーケンサーなどが搭載されていて、幅広い楽曲制作ができるというスグレモノ。
 
 電子楽器に興味のない人には、まるで呪文のような文章だと思われますが「百聞は一見にしかず」、YouTubeに『KORG DS-10』のプレイ映像がアップされているのでそちらをご覧あれ。
 
 ニンテンドーDSのタッチスクリーンを活用した直感的な操作で手軽に音を奏でることができ、鍵盤や弦楽器とは異なるその独特のインターフェースは、楽器を触ったことがない人、音符の読み方がわからない人でも、音作りの楽しさや興奮を気軽に味わうことができるハズ。
 
 YouTubeの映像を見て(聴いて)もらえばわかると思いますけど、そのサウンドはニンテンドーDSから発せられているとは思えないほどの迫力ある音色。4800円という値段で、本格的なシンセサイザーのポテンシャルをひしひしと感じることができるのは、ホントにすごいことだと思います。
 
 ちなみに、ワイヤレス通信を使えば複数台での同時演奏も楽しめるとのこと。ということはこれでライブ演奏をすることもできますよね。
 
 テクノミュージックの元祖とも言われている、ドイツの電子音楽ユニット、かのクラフトワークは『電卓』という曲で「僕は音楽家、電卓片手に、足したり、引いたり、操作して、作曲する」と日本語で歌っていたんですけど、『電卓』という曲が生まれたのは1981年。
 
 当時は、電卓がハイテクの象徴だったことから、このような歌詞が生まれたんだと思うんですが、まさに『KORG DS-10』は「僕は音楽家、DS片手に……作曲する」ですよ。
 
 いや~、ニンテンドーDSを片手に持ちライブを行う若い世代のクラフトワークが誕生する日もそう遠くないかもしれませんねえ。こういう純粋なゲームとは異なる、一風変わった作品(ツール)って、個人的には大好きだなあ。
 
(C) 2008 KORG Inc. All rights reserved. (C) 2008 PROCYON STUDIO CO., LTD. All rights reserved. (C) 2008 AQ INTERACTIVE INC.
Game Design, Game System and Game Engine by cavia inc. Synthesizer Design and Sound Engine by KORG Inc.

 

profile

1970年、東京生まれ。ライター、エディター、コラムニスト、ゲーム批評家。ゲーム情報誌『週刊ファミ通』、『ファミ通Wave』(ともに株式会社エンターブレイン)の編集者を経て、2000年よりフリーとして活動。得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。また趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。

works

■連載・コラム
『新作ゲームクロスレビュー』(週刊ファミ通、ファミ通DS+Wii、ファミ通Xbox 360)
『ローリング内沢のピコピコやってます』(ファミ通Wave DVD)
『ローリング内沢のゲーム イズ ノット オーバー』(Wazap!)
『ShowBiz24b(GAME)』(ゲーテ)
■単行本、ムック
『1990年代大百科』(宝島社)
『桃太郎電鉄USA オフィシャルガイドブック』(エンターブレイン)
■DVD出演
『BOSEの○○タイム』/(ファミ通Wave DVD)
などなど……詳しくはオフィシャルサイトへ

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